首里城

広島市の注文住宅・リフォーム・土地活用・無垢の家の不動開発建設㈱です。

11月に入りさすがに朝晩の冷え込みが堪える時期になってまいりました。

気づけば今年も残すところあと2か月。月日が経つのは早いものです。

空気も乾燥してきて火災も増えることが予想されます。

 

首里城の火災から今日で1週間。出火原因が電気系統が原因(配線ショート)ではないかと判明し始めました。

私も何年か前に家族と首里城を訪れその素晴らしさに感嘆したものですが、沖縄の人達のアイデンティティの礎であると言われておりますし、早く再建して元の姿に戻ることを願っています。

首里城は今まで4回、焼失と再建を繰り返してきました。

最初の焼失は王位継承を争う内乱に伴う1453年。薩摩藩による琉球侵攻後の1660年と1709年にそれぞれ失火で焼失。太平洋戦争末期の沖縄戦で日本軍の司令部の地下壕が城内に設けられた事もあり、1945年に米軍の砲撃にさらされ、焼失。今回の火災で焼失した正殿などは92年に復元されたそうです。

 

国を挙げた再建支援の動きも広がってきましたが、課題もあります。

現在の建設業界の課題にも似ていますが、建材不足と職人不足。

前回の再建では丘陵地の強風や重い瓦に耐えるため、長さ10メートル、樹齢500年に相当する木材を百数十本利用しました。当時は台湾産ヒノキの伐採が特別に許可されましたが近年は環境保護の意識が高まり調達が難しいそうです。

また伝統的な技法を知る職人も不足しているとの事で、再建には長い時間と険しい道が予想されそうです。

ただ今回は前回と違って設計図等の資料もあるのでそこがせめてもの救いかなとも思います。

いずれにせよ早くの再建を祈っております。

 

今回の火災で、改めて重要文化財等の管理方法が見直されそうです。

季節も冬に差し掛かり、空気も乾燥してきました。

これからは火災が増えてくる季節でもありますので、我々個人レベルでも気を付けたいものです。

琉球王国の政治・外交・文化の中心地として威容を誇った首里城

(画像は首里城公園HPより拝借)

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