こんにちわ、広島市の注文住宅・無垢の家・リフォーム・土地活用の不動開発建設㈱の浜 本です。
新型コロナウイルスの影響が各所に波及しており、みなさま外出を控えていらっしゃるのではないでしょうか。私も休日等の過ごし方、家の外と中の比率が例年と変わってきています。
そんな中で、料理をしたり、書籍を手に取る時間が前より、ほんの少し増えております。そこで最近読んだ本をいくつかご紹介します。
1.『魂問答(著者:清原和博、鈴木泰堂・出版社:光文社)』
これはお仕事でお世話になっている土地の権利者の方からいただいた本なのですが、
元プロ野球選手で2016年2月に覚せい剤取締法違反(所持)の容疑で逮捕され、懲役2年6ヶ月・執行猶予4年の有罪判決を受けた清原和博氏と、日蓮宗僧侶(法華山示現寺住職)の鈴木泰堂氏の対談を書籍化したものです。
逮捕の瞬間、薬物依存症と後遺症によるうつとの闘い、そして家族への想い、これからのことを対話式でわかりやすく書かれています。
西武ライオンズでの華々しい姿は私の記憶に残っており、またそれ以上に鮮明に残っているのが読売ジャイアンツでの苦しみながらも四番での活躍と、そして更なる移籍後のオリックス・バッファローズでの辛そうな日々。
スポーツにそこまで慣れ親しんでない私でも、彼のそんな「プロスポーツ選手として苦悶しながらも奮闘している」姿を見て胸が熱くなっていました。
一方で「スポーツ業界にしがみつく姿」などと揶揄されたり、テレビ業界(特にバラエティ番組)での活躍を見て「晩節を汚す」といった評価もあったでしょう。それら好評・不評合わせた無邪気で身勝手な所感に清原氏も苦悩していたのでしょう。
「自分の代打はいない」と思いながらバッターボックスにいつも立っていた清原氏だからこそ、その責任感と裏腹に作り上げてしまった傲慢な虚像が、薬物に手を出してしまったことがわかります。
薬物の及ぼす影響は本人のみならず周囲に及びますので、苦悩の代償として許されるものでは決してありません。しかし、何か問題を起きれば「叩く」「炎上する」といった風潮がより濃くなっている現在で、
ひとつの事象に至った背景を知ろうとすることや、罪を認定された人の声を聞こうとすることは重要なことではないでしょうか。
そんなことを考えさせられた1冊です。
2.『鬼滅の刃19巻(作者:吾峠呼世晴・出版社:集英社))』
1冊目が少し重いテーマの書籍でしたので続いては漫画です(画像はなぜか19巻ではなく11巻)。昨日に最新刊20巻が新型コロナウイルスの感染拡大抑止の観点から発売延期し、2020年5月13日(水)発売となったばかりの週刊少年ジャンプで連載中の人気コミックスです。
亡くなった父の跡を継いで山奥で炭焼きの仕事をしていた主人公の「竈門炭治郎」。ある日、集落へ炭を売りに出掛けている間に、家族を「鬼」に殺されてしまいました。肉親唯一の生き残りの妹は「鬼」の血の影響で鬼と化してしまう。
その妹を人間に戻すため、そして家族を殺した「鬼」を倒すため、「炭治郎」は「鬼」を滅ぼすために長年対立してきた「鬼殺隊」という組織に入り、仲間達と共に「鬼」との戦いや修行を繰り広げながら成長し、最大の敵「鬼舞辻無惨」との戦いに突入していく・・・
と言ったところが既刊の最新19巻だったわけです。20巻、そして週刊少年ジャンプでの続きが気になる!まさにクライマックスへ突入しているのが19巻です。
公園で遊んでいるお子さんが「水の呼吸!」って言ってないですか?
それが「鬼滅の刃」。週刊少年ジャンプの「友情」「努力」「勝利」のテーマの王道の漫画で、設定もしっかりしていて、さらに話しのテンポも良い。
技が覚えにくく親しめないし、絵に動きがなくわかりにくいと評している人もいますが、
たしかに名作「聖闘士星矢」の技、例えばオーロラエクスキューションとかカッコ良くて当時の子供は真似していたでしょうけれど、1枚絵でバーンっとポーズをとる聖闘士が描かれて次のページで敵が負けている、
展開をわかりやす過ぎるほど単純化して動きがなく、それと変わらないじゃないかと思いました。
話しが逸れましたが、敵の本丸での戦いが最終盤に向かっていて、敵味方ともに被害は甚大ではなく「まさか!あのキャラクターが!」という状況。(このまま先延ばしなく終われば)冒険譚として適度な長さで綺麗にまとまって終わってくれそうな漫画です。一挙に読めますので是非。
3.『ONE PIECE(ワンピース)96巻(作者:尾田栄一郎・出版社:集英社))』
またまた漫画です。こちらは電子書籍で読んでいるので画像がスマートフォンですが。
いわずと知れた、日本どころか世界で人気の漫画ですね。海賊王になり「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を手に入れるため、仲間とともに冒険をする主人公「モンキー・D・ルフィ」の物語もコミックス96巻。週刊少年ジャンプで23年前の連載開始前の予告や、別冊の他雑誌で読み切りを読んでいたのがまもなく四半世紀前になってしまいますが、こちらも「友情」「努力」「勝利」のテーマの王道、細かい設定、ワクワクする展開。老若男女問わずファンにしてしまうのも仕方ない作品です。
96巻では江戸時代の日本のような島「ワノ国」編も大きな戦いへ突入していき、そして「ワンピース」全体としても話しがクライマックスへ向かっているのを感じさせてくれて、23年前に少年少女だったみなさんも固唾を飲んでページを捲っていたのではないでしょうか。
週刊誌のほうでは、あのキャラが駆けつけて戦いに仲間として加わり、さらに熱い展開を向かえそうですね。
長すぎて途中で挫折した方も、今は電子版61巻までが無料公開(ワンピース公式サイトなどからJUMP+にアクセスしてください)になってますし、これを機に一挙に読んでみてはいかがでしょうか。
4.『異端のすすめ 強みを武器にする生き方(作者:橋下徹・出版社:SB新書))』
最後は書籍に戻ります。こちらも電子書籍で読んでいる本なのですが、弁護士で元大阪府知事・市長の橋下徹氏の著書。組織の中で自分の強みを活かして生き残っていくための方法・考え方を、ご自身の経験を元に、1つの指針を示されている著作です。
橋下氏の言葉は、攻撃的で賛否両論です。一方向からの正論を素早くぶつけてくれます。それは何故か、そしてどのように考えていけば良いのかをわかりやすく書いているなという印象を受けました。
何より、地方自治の分野で(これまた賛否両論ありますが)活躍し、経験を積み、現場を通じて語れる内容には、説得力があります。
様々な情報が流れ、何を信じていいのかわからない2020年の日本で、芯を持って判断・行動をするにはどうしたら良いのか、考えさせてもらいました。
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